家づくりの豆知識

家を建てる前に知っておきたい情報をまとめました。
土地選びや家づくりの際に、お役立てください。

住宅建築の法規制について

住宅を設計したり建てたりする際には、建築基準法や都市計画法など様々な法律の確認が必要です。
特に重要性が高い法規や知っておくべき用語を抜粋しました。

建築基準法

年計画法により大部の土地の用途を12通りに区分し、地域地区ごとに建物の用途や構造を規制しています。

防火地域と準防火地域

火災が起きた場合、延焼を防ぐために主に建物の構造や建築材料を制限しています。

前面道路の確認

敷地は、原則として2m以上公道に接していることが必要で、前面道路が4mに満たない場合は道路の中心線から2m後退した所が境界線となります。
後退部分は敷地面積から差し引いて建ぺい率と容積率の検討をしなければなりません。

建ぺい率

敷地面積に対する建築面積の割合。

容積率

敷地面積に対する延べ床面積の割合。

道路斜線

道路斜線制限は、前面道路の日照や通風などに支障をきたさないように、建物の各部の高さを規制しています。

北側斜線

北側斜線制限は、北側の隣家などの日照や通風などに支障をきたさないように、建物の各部の高さを規制しています。

家の構造・工法について

住宅を建てる際に、法規とともに押さえておきたいのが建物の構造・工法です。
それぞれの工法のメリット・デメリットを知り、建てたい家に合った工法を選択しましょう。

木造軸組み工法

通称、在来工法ともよばれ、日本古来からの工法で、柱と梁、筋かいなどの骨組みで支える工法です。
増改築にも柔軟に対応でき、柱や梁の位置が任意に決められているので自由度が高いのが特徴です。

2×4(ツーバイフォー)工法

北米から輸入された工法で、壁や床、天井の支える箱構造です。
壁が構造体となるので、大きいスパンはとりにくいですが、気密性が高いのが特徴です。

ユニット工法

工場生産で、ユニットを現場で組み立てる工法です。
品質にバラつきが少なく、工期の短縮が可能です。
ユニットの組み合わせの為、自由度は低く、搬入時に広い道路が必要です。比較的開口部は大きく取ることが出来ます。

鉄骨構造

柱、梁等を鉄骨造にした構造で、大きな空間を作るのに適した構造です。
自由度は高く、3階建てなどに向いてます。1階はガレージなど大スパンも対応が可能です。

鉄筋コンクリート造

通称RC造とも呼ばれ、壁・スラブの面で支える壁構造と、柱と梁・床で支えるラーメン構造があります。
構造によって異なりますが、自由度は高く、防火性能・耐久性能に優れています。